手拭いを使う。

「手ぬぐい」の特徴

【素材】綿100%でないといけません。しかも和晒木綿です。使うほどに肌に優しい天然素材の柔らかさが出てきます。

【サイズ】おおよそ横幅33~35センチ、長さは90センチ前後が一般的です。「手拭壱本」では、長さ100センチの商品をオススメします。

【両端】手ぬぐいの両端は、切りっぱなしです。これは伝統的にそうです。使い始めはほつれてきますが、気にしないでください。ビロ~ンとほつれが伸びては格好が悪いので、ハサミで切ってあげてください。そのうち落ち着いてきます。

切りっぱなしの方が良い事があります。
想像以上に手ぬぐいは乾きが早いです。ぎゅぎゅっとかたく絞ってパーンとはたいて陰干しするとすぐに乾きます。
つまり汚れが生地端にたまらず衛生的に使えるというメリットが大きいです。

【染色】注染や捺染など古来からの染色技法で染められた手ぬぐいは、色落ちすると考えてください。
新品の色合いが、強く見えますが、使っているとほどよく色が落ちてきて、良い感じになってきます。藍染やデニムと同じような感覚ですね。

●手ぬぐいについて知っていただきたいこと(洗い方)

●手ぬぐいの洗い方

【手ぬぐいを使うにあたって】

未使用の手ぬぐいは、染料の加減や染色の際の糊などの関係で堅い感じがします。そのまま使うことは避けてください。
丁寧に新品を下ろすなら、水に1時間ほどつけておいてすすいで、日陰に干すだけです。

【洗濯機で】

洗濯機で洗う場合は、漂白剤は不要です。また他の白い衣類と一緒にすると、色落ちして泣きをみます。ほとんどの場合は手ぬぐいの方が他の衣類より安いと思いますので、ショックは大きいです。

【手洗いで】

ささっと手洗い堅く絞って干しておくだけでも充分でしょう。乾燥させて使うことがコツです。

手ぬぐいは、使って洗って、使って洗って、馴染んできます。色も良い感じになっていきます。

【手ぬぐいの最後】

そうやって使っていくと破れたりしてきますので、第二の人生を考えても良いでしょう。愛着がわいた手ぬぐいの第二の人生は、ダメージをリペアして、ブックカバーやコースターや、雑巾などに加工してみてはどうでしょう。

安くて、便利で、長く使える手ぬぐいは本当に愛着がわきます。最後まで大切にしてやってください。